『ファイナルファンタジーXIV 漆黒のヴィランズ』感想

パッチ5.xのストーリー感想です。

◆最新の話題へ ※メインクエストLv73「運命はまた廻る」まで

▶『紅蓮のリベレーター』感想

目次


漆黒のヴィランズ

 ついに『漆黒のヴィランズ』突入で、PS5のゲーム進行度が50%を超えた……!

 まだ1−1なのに、情報量がとてつもないにもほどがある!!

 初っ端から1万文字あるわ。

 紅連ラストの感想で詰まっていた間、消音して視界を手で覆って必死で見ないようにしていたタイトル画面も、ようやく解禁。

 光と闇のコントラストがめちゃくちゃ綺麗……。

「ヴィランズ」は何かしらの悪役を指しているのかと思っていたら、「漆黒の反逆者ヴィランズ」ということだから、ニュアンスが違いそう。「Shadowbringers」は「影の使者たち」のような意味。

 OPムービーは台詞つきだったので大仰天した。話を進めてみるに、主人公が第一世界に着く前の話をしているっぽい……?

 吟遊詩人から高速でギアチェンジを繰り返して最後は暗黒騎士?に至る主人公めちゃくちゃカッコイイ……。

 さて、クリスタルタワーのあるシルクスの狭間への進入経路が確保されたとのことで、よしわかった、すぐに行こう。

 タタルさんが最後まで言い切る前に割り込んでいるので、いつになく積極的と驚かれたが、それはそうよ。この主人公、休めと言われている4.5ラストの時点で、クリスタルタワーが見えるところまで出ていってうろうろしていたもの。

 現地では、暁のほかに聖コイナク財団とガーロンド社も手伝っていて、ビッグスとウェッジも来ている。

 ちょくちょく思うんだけど、ビッグスの主人公への接し方はなんか独特というか、いちばん自然で対等に感じる。弊主が大きめエレオスだから、単に身長の問題かもしれないけど。

 古代の民の迷宮のさらに外側を探していると、歯車のようなものを見つけた。

 これが装置? と思った瞬間、「——捉えた、今度こそ!」と干渉。

 みんなの声が遠くなって、気がつくと、宇宙? 暗闇?

 クリスタルの破片のような何かは、オルシュファンやパパリモの声が聞こえるから、主人公の記憶? 闇の戦士の言葉が遠ざかって、その先に見えた「光の巫女」はミンフィリアだけど、「あなたはまだ消えるべきではないわ」は、どういうこと……?

 さらに先の景色はコントラストがめちゃくちゃで、闇に溶けかけて歩いているのは、闇の戦士では……?

 桃色と紫色の森で主人公が目覚めても、やっぱりコントラストがめちゃくちゃだ。何この明るさ、と思っていたら、旅の商人は「こんな真夜中にどうしたね」と言う。

「空はまだ明るい」は古い酔っぱらいの冗談、世界から闇という闇が失われてもう100年も経っている……って、待って、ここが第一世界だとしても、闇の戦士たちが光の氾濫を起こしてしまってから100年……!? 時系列どうなっている?

 商人、印象に残る指輪、なんだかウルダハへ向かうチョコボキャリッジを思い出すような、と考えながら歩き出してはみたものの、生き物の気配がしないよ……!?

 巨大な水晶の塔は、クリスタルタワー? わからないことが多すぎる。

 そのたもとにある都市「クリスタリウム」へ入ろうとしたら、衛兵らしき女性に止められたけど、ヴィエラだ……しかも踊り子だ……気になる。

 けれど彼女が仕留めた「罪喰い」は「人を喰ったばかり」らしく、しかも消滅後に残された指輪は、さっきの商人のものでは。嘘だろう。

 そこへやってきたのが、問題のフードの青年=水晶公。

 彼の謎はもう置いておくしかないとしても、何よりおかしいのが、イベントBGMが「神なき世界(アルテマウェポン)」や「心持たぬ者(オメガ最終戦)」と同じフレーズなことで、これは何!? 何の暗示!?

 ともかく「また公の謎めいたご友人でしたか」は、もしかして暁のことか……?

 彼らは確かにここ第一世界へ来ているが、順を追って話させてほしい、ということで、ひとまずクリスタリウムへ。

 本当に第一世界なんだな……。

 クリスタリウムのエーテライトはなぜ暖色がかっているんだろう。属性が偏っているから?

 原初世界へのテレポもできるというので見てみたら、どこを起点に金額を算出しているのか法則がまったく読めず、改めて「別世界」なんだなぁという感じ。

 まずは世界の状況を知ってほしいと、クリスタリウム各所で話を聞くことになるが、なんかもう全部ひっくり返されるというか。

 博物陳列館は「およそ100年前のこと、『光の戦士』と呼ばれる大罪人たちが、世界の闇を司る『影の王』を殺してしまいました」といきなりぶっ込んでくるし、工芸館にはアラグの球体状システムが飛んでいるし、ムジカ・ユニバーサリスでは「エルフ族」と呼ばれて種族の名前ぜんぶ違ううえララフェルはどうもいないっぽいし……。

 ……というか、エレゼンってやっぱりエルフなんだ……。

 あと、クリスタリウムのBGMにプレリュードの旋律入ってるのも、これは何を伝えているの……。

 ようやく水晶公と本題に入るが、彼は主人公だけを第一世界に喚ぶつもりだったのが、世界をまたぐ召喚術の不完全さによって対象と近しい人物が喚ばれた、って、原理は違ったけど、やっぱり主人公が原因だったじゃん!! ごめんアリゼー!!

 ……主人公の「魂の強度」が強すぎて召喚術の効力を周囲の縁ある人物に弾いていた、とかなのか? それで干渉に弱い人物(サンクレッド)やエーテル関連に強い人物(ヤ・シュトラとウリエンジェ)が真っ先に影響を受けた? アルフィノは距離、アリゼーは能力、のように思うが、じゃあリセとタタルさんとクルルはどうなんだろう。

 ともあれ、なぜ彼らを原初世界へ帰せないのかが、そもそも難航するうえ、ウリエンジェさんが次元の狭間で「第八霊災が起こる」という未来を見て、第一世界側から世界統合を阻止しようと動いているから。

 その第八霊災の犠牲者の中には、主人公も含まれている。

「歴史を変えなければ」はそのことか?

 まずは仲間と合流して話を聞いてみてほしい、そのための旅支度を、ということで、再度市場を経由して居住館へ向かうことになるが、店先のトームストーンに気付いた主人公が二度見したうえふらついているの笑う。鏡像世界でもアラグからは逃げられない。

 リテイナーやレターやマーケットボードはピクシーのフェオ=ウルが仲介してくれるとのこと。

 試しにリテイナーを呼んでみたら、フェオ=ウルが彼らの夢に入って用事を伝えているらしい。

 居室へ入ったら、なぜか目の前に闇の戦士が現れた。

 名前は「アルバート」。何にも触れられず、誰にも見えず、声も届かない亡霊だったのが、曖昧な意識が急に冴えて、気付けばここにいたと語る。

 原初世界で戦ったあとミンフィリアとともに第一世界へ戻ったはずだが、と思ったら、「ミンフィリアと仲間たちの魂は、光の氾濫からノルヴラントを守るために力を使い果たして消えたよ。俺だけを残してな」……って、え?

 ……あまりにもさらっと、あなたと主人公のどちらにとっても残酷なことを言うじゃん……。しかもそれが100年前の話……?

「この世界はもう英雄の居場所じゃない」は、「英雄への鎮魂歌」と繋がっていそうな言い回しだ。

 星見の間は、4.5で水晶公が主人公と対面したときに立っていた床がこんなだった気がする。

 仲間と合流を、と地図を見せてもらったが……、ノルヴラントの地理が、ほぼエオルゼア……。

 レイクランドがモードゥナ、イル・メグがクルザス、ラケティカが黒衣森、コルシア島がバイルブランド島(ラノシア)、アム・アレーンがザナラーンなのでは。

 ウリエンジェが滞在しているイル・メグとヤ・シュトラのラケティカは準備が要るので、先にアルフィノとアリゼーに会ってほしいというから、間違いなく心配をかけたと思うアリゼーから会いに行くことにする。

 水晶公の「それについては、もうたくさん怒られたので許してほしい……」が、どう考えても高位の人物の言い回しではない。この妙な近しさは何なんだろう、並んでみると明らかに小柄だし(ヒューラン男性はだいたい弊主の肩くらいまで身長あるが、たぶんそれより小さい)。

 さて、アリゼーはアム・アレーンの「旅立ちの宿」という場所にいるらしいが、そこはすこし遠いので、手前のモルド・スークに立ち寄る。

 モルド族の市という意味らしいが、どう見てもコボルド族……。そういえばズン族はアマルジャ族っぽかった。

 話し方のクセも命名法則もまったく違う。

 新顔がスークと信頼関係を結ぶ儀式「初買い」。とにかく何か買えばいいらしく、オススメは食事らしいが、カエルだのミミズだのリザードだのこわいものばかり並んでいる。

 サボテンの実のパンはこわくないんじゃないか? と思って選んだけど、水晶公からの「小遣い」である高額貨幣はパンが40個は買えるらしいし、主人公はすごくいやそうな顔をしている……。

「結果は?」に、まぁ40個は食べられないだろうと「残りは皆さんでどうぞ……」。

 うずくまっているし立ち上がるなりふらつくしすごくきつそう、と思ったら、主人公が積極的に引き受けた次のクエスト名が「多分それは腹ごなし」で笑うしかなかった。

 おかしいな……ふたつの世界の存亡を賭けた重い話をしているはずなのに、なぜこう面白いんだ……?

 ちょうど旅立ちの宿の「世話人」であるテスリーンが通りすがったので、ここから先を案内してもらうことにする。

「アリゼーからお噂はかねがね」と言って出てくるのが「すっごく強くて、世界を股にかける旅人で、あっちでもこっちでも引っ張りだこの、あの!?」「憧れの」「強くて勇敢」って、あのこそんなふうに話していたの……?

 旅立ちの宿へは無事に着いたが、いるのは数名の患者とその世話人。「治癒の術なら使えるけど」はヒーラーのときだけ出る選択肢っぽく、細かい。

 アリゼーのほうがうまく説明できると思う、ということで彼女を探すと、「罪喰い」を追っているところだった。

 罪喰いとは、光の氾濫に飲まれてエーテルバランスが崩れ、異形と化してしまった「誰かさん」。旅立ちの宿の患者はいずれ罪喰いと化すしかないヒトたち。

 クリスタリウムのサブクエにあった「溢れた」の話なんだろうな……。彼は強い酒がいっときの慰めにはなるようだったけど、宿の患者はもうその域も超えている。

「闇の戦士」はアルバートたちとは違う存在として語られていそう。「命を刈り取り、天の暗き海に返す。人も、人がなりはてた罪喰いでさえも」というのは、確かに救いではあるのかな。

 そのとき、患者のハルリクがいなくなった、ほかの患者の様子もおかしい、と宿の外まで探しに出て探し回ると、彼女は高位の罪喰いの前に立っていた。

 テスリーンが罪喰いの翼を落としたが、ハルリクに声をかけた一瞬を突かれて刺され、罪喰いに変貌する。

 罪喰い化は本人にも苦痛が伴うと言われたのが手に取れるような変わりようなのに、テスリーンはアリゼーに「ごめんね」と言い残して、高位の罪喰いとともに飛び去ってしまった。

 しばらくあって立ち直ったアリゼーは、「宿の用心棒は続けられない」と言う。

「罪喰い化しはじめた人が助からないのは環境のせい。それを正常に戻せたら」と、「戦って世界を変えてやるつもり」と言う。

 宿の世話人には信じがたいこととしか思えない様子だが、アリゼーは本気。

「自分は今でもアリゼーの『剣』だ」は、本当に懐かしい話だけど、私はいつだってエオルゼアの剣のつもりだよ。

 空知らぬ雨。

 その空はどこも無尽光。

 続いてアルフィノに会いに行くのも、アリゼーは「すこしくらい待つのは構わない」と言ってくれるので、コルシア島へ。

 飛行獣はアマロが一般的で、チョコボもいるにはいるけど「ツウ」だそうな。

 原初世界東方の大隼みたいなものか。

 ユールモアは「世界政府」を自称しているが、傘下に入ることはどの組織も拒否したので、ここでは水晶公の関係者だとはあまり言わないほうがいい。

 アルフィノだが、「お手伝いのエキスパート」として有名になっているって、それを拾うのか……!!

 待ち合わせに使えと言われた「穴あき小舟亭」は、何か頼むよう促されたので「蜂蜜酒」にしたけど、試金石がなくギル硬貨が使えないので、代わりにちょっと「お使い」。

 ……モルド・スークの露店といい、主人公の嗜好を選ばせてくれるのちょっと嬉しい。使徒様はよくわからない肉よりはサボテンの実を選ぶ、使徒様はパンを40個も食べられない、使徒様は酒場で蜂蜜酒を頼む。

 さて、様子を見に行った菜園のサイロは無人だった。「ユールモアを目指して行ってしまった」らしい。

 移住希望者とは? と思っていたら、「……久しぶり。待たせてしまってすまなかった」とやってきたのはアルフィノ。

 なんか、ふつうにそのへんの少年みたいな格好してる。蒼天街の子どものような。

「元気そうで何よりだ」はこちらの台詞、と言ったら、アリゼーからもそう言われてそれはもう怒られたとのこと。

 彼曰く、世界の統合は、する側とされる側の双方が重篤な危機に直面することで発生する。

 原初世界側で第八霊災の引き金となるのは「姿なき死」、毒ガス兵器「黒薔薇」。

 アルフィノがガイウスとともに破棄して回っていたが、人の争いが絶えないかぎり、一度生み出された兵器は消えることはない。

 そして、第一世界側の危機が「罪喰い」。

 だからそれを解決したいというアルフィノは、同時に「目の前に苦しんでいる人がいるのを、見なかったことにするなんて嫌だ」と、ルイゾワの理念とも通じているな。「助けられる人が目の前にいるときに、我が身を案じて助けぬというのは怠惰というもの」。

 そのための足掛かりとしてユールモアを探っている彼がまだ都市外にいるのは、ユールモアが「最後の歓楽都市」であり、市民が「持たざる者」を人材として買うことでだけ新たに都市内へ入れるから。

 目の前でひとり買われていったが、併せて配られている食料「メオル」は漠然と、依存性の物質でも使われているんじゃないかという感じがする。

 アルフィノも1年かけて準備を重ねており、オンド族(原初世界におけるサハギン族)との取引で自分を商人として売り込もうとしていて、その取引も間もなくとのこと。

「私もいつまでも『刀を言い値で買ったアルフィノさん』ではないのさ!」は、あなたはどこまでも伸びしろがあるな。

 しかし、ユールモアで友達と暮らしたい少年カイ・シルが取引の果実を持ち去ってしまった。

 アルフィノはそれを譲るという。調査で立ち入るだけならまた機会を待てるが、カイ・シルにとっては人生をかけた一大事だからと。

 それはちょっと甘いんじゃないかい? と「次の手を頼む」を選んでも、「このまま終わるつもりはないさ」と、あまり通じていない感じ。

 だって、ねぇ、きっと彼のためにもならないよ。ヒエンやゴッドベルトではないが、ヒトは存外小賢しくできているし、実に怠惰な生き物だ。

 帰りがけ、浜辺に人が倒れているのに気付いて駆けつけると、それはユールモアから放り出されたという画家だった。

 絵が気に食わないと解雇され、新たな雇い主もなかったので、元首ドン・ヴァウスリーに判断を委ねられることになったが、街から出たいと言うと、海に向かって捨てられたのだと。

「そんな横暴が許されるのか」という怒りには、誰もそれを横暴だと言わないという。あの街ではドン・ヴァウスリーこそが法であり道徳だから。

 なおさらユールモアを知らなくてはと決意を改めるアルフィノに、画家は使い込んだ絵筆をくれた。彼が捨てられたことで新たに画家が雇われるはずだから、絵筆を示せば熟練の画家だと思わせることができるかもしれない。

 アルフィノならしばらくのごまかしには充分なだけの絵が描けるはずだと、次の人買いに「画家とその助手」として名乗り出る。

 ……アルフィノ、実際に絵が描けるのはあなたなんだから、別に主人公を助手扱いすることを「気が引ける」なんて思わなくていいよ。

 さて、雇い主の自由市民のところへ行く前にも手続きが要るようで、入国審査室、新民登録室、と進んでいくと、「変なにおい!」とひどいこと言われた……。

「嗅ぎなれない土地のにおいと、そこはかとない獣臭……! まるで歴戦の賞金稼ぎみたい!」は、まぁ、そうかも……。

 というので洗民室へ突っ込まれるが、特に気にせずシャワーと香水を使ったら、あとから来た市民がふつうにカーテン全開のままシャワーを使っていたので、さすがにぎょっとした。

 主人公がこれではアルフィノ坊っちゃんはさもありなん、「こんな……個室でもない、開放的な場所でシャワーなど……」とぶつぶつ立ち止まっているので、「エスティニアンが呆れるぞ」と声をかけたら、弾かれたように「い、急いで行ってくる!」と駆け込んでいった。

「いいから行け」は、なんか使徒様とアルフィノの関係性ではないなと。彼の「兄のような人」はエスティニアンだよな。

 ……なお、どう考えても変な意味を想像する「……アリゼーと来たかった」は、「妹と違って思い切りが悪いと言いたいんだろう……!」になるというので、ヒカセンが聖人なのか、アルフィノがおこちゃまなのか……。

 困ったな……ふたつの世界の存亡を賭けた重い話をしているはずなのに、面白い……。

 自由市民の暮らす樹梢の層にもエーテライトがあるが、こんなにお耽美に飾られたエーテライト見たことないし、許可がないと交感もできないらしい。

 雇い主のチャイ夫妻は、神経質そうな夫「チャイ・ヌズ」と、温厚そうで押しが強い妻「ドゥリア・チャイ」。

 夫人のほうが本作では本当に初めて見るふくよか体型なんだが、狩猟民族ミコッテすら、最後の歓楽都市ではこうなってしまうのか……(第一世界では「ミステル族」だから厳密には違うけど)。

 ……方便とはいえ「助手は家族のようなものです」とまで言うのか、アルフィノ。

 その方便のおかげで、「憧れのユールモアを見学」させてもらうことになったが、自由市民が労役市民を奴隷のごとく扱っているようなことは、意外なことに起きていない。

 ユールモアにはいかなる争いも持ち込まれず、住民は互いを慈しみあっており、自由市民はみんな労役市民たちに感謝しているのだと。

 偏見や争いを捨てるため、「自由市民は市民として登録される際に、個人の資金や利権、知識を街に譲渡する」……って、なんか改めて聞いたらすごいこと言っていないか? 資金や利権はともかく、知識……?

 ……「メオル」に知能低下作用や催眠作用のある物質とか含まれていない……?

 見学を勧められたキャバレーでもプレリュードの旋律が流れているのがいちばんおかしい!!

 そこで話を聞いてみても、ドン・ヴァウスリーは生まれながら「罪喰いを従わせる能力」を有しているとか、罪喰いはドンの庇護下で生きる同胞とか、怪しい話しか出てこない。

 ……なお、ステージで踊れと言われたので踊りましたが、エレオスの「踊る」はなんだか気だるげなステップでちっとも面白くありません。

 一旦夫妻のところへ戻ったら、アルフィノが着せ替え人形にされていた。

 アルフィノは「画家の服装にこんなにこだわるなんて、ドゥリア夫人はとても美意識の高い方なのだね」と言っているが、あの感じは単に中性的美少年を愛でたいだけだ。

 軍司令本部では、喉を患った歌い手の労役市民がもう治らないとわかり悲嘆に暮れていて、その雇い主から「罪喰いは罪ある人を喰らう一方で、罪なき人の魂を滅びかけたこの地上から掬い、天にある楽園へ連れて行ってくれる」という、また胡散くさい話を聞いた。

 胡散くさいものの、すこし考えるところはある。「人喰い」とか「光魔」とかじゃなく「罪喰い」と呼ばれているんだものな。

 ユールモアには大勢が招かれるが、出ていく者は死体すら滅多にない、というのも気になる話。

 死にかけた者や「不要」とされた者は、片端から罪喰いにして従えているんじゃないのか?

 もう一度夫妻のところへ戻ると、アルフィノはようやく絵を描かせてもらえたようだが、写実風の下絵を見た夫君は「そのままなんか必要ない、完成したときに『なんて美しい』と喜べればいいんだ」と、あぁ最後の歓楽都市。

 そこへ「不届き者が現れた、ドンのお裁きをご観覧になりたい方は執務室へ」と人買い道化師が触れ回っている。

 実情の把握のために行ってみると、裁きに遭っているのはカイ・シルだった。

 高位らしき罪喰いを侍らせているドン・ヴァウスリーは、もはや種族すらわからないほど肥え太った男。手首まわりの肉付きだけ見ればルガディン(ガルジェント族)っぽさもあるが、筋肉が全部落ちて脂肪になったハイランダー(ヒュム族)と言われてもわからん。

 カイ・シルはやはり「敏腕商人」に成りすますことができず、テラスから飛んで出ていけという命令に許しを請うたら、今度は罪喰いにエーテルを与えるために自分で自分の肉を削げと告げられた。

 ヴァウスリーはアルフィノの職業を聞いて絵を描けと命じるが、彼は無視してカイ・シルを治療する(主人公がヒーラーだと手を貸すの細かい)。

 アルフィノの「あなたに必要なのは絵画ではなく鏡だ。醜悪の塊が煮崩れたようなご自身を、一度よくご覧になるといい」は、よくぞ言ったではあるんだけど、やっぱりカイ・シルに取引を譲ってしまったのは悪手だったな……。

 彼はアルフィノとともにクリスタリウムへ逃れるでもなく、ひとりでちゃんと生きていく方法を探してみると。

 ……メオルに何かしらの悪い作用があるんだとしたら、配給すらおこぼれしか貰えなかったカイ・シルがヴァウスリーの命令を即実行しなかった理由がつながってしまうんだが、今のところは考察というよりこじつけの域か。

 このままコルシア島を出ようと決めたところへ、チャイ夫妻が追いかけてきた。

「毎日を楽しく幸せに過ごすことのほかに、何をしなければならないの?」という夫人の言葉に、アルフィノが答えなかったのが、なんかもうすべての答えだよな。

 アルフィノは夫人が買ってくれた服を「怒りの記憶と誓い」として着ていく。

 次に夫妻と会うときは、ユールモアの欺瞞を正すとき。

 クリスタリウムへ戻って、水晶公とアルフィノ&アリゼーとともに状況を整理。

 罪喰いの上位個体「大罪おおつみ喰い」の数は限られており、罪喰いを同胞と呼ぶユールモアを牽制しながらこれを討伐することが、第一世界側から霊災到来を防ぐことにつながる。

 第一世界のエーテルは光属性に偏っており、大罪喰いは自らのテリトリーに強い光を振りまく。

 ……第一世界で「敵」となるであろうユールモアが「ユートピア(アルカディアではないほうの)」なのは、そういう話なのか?

 原初世界の「敵」であるガレマール帝国は、わりとディストピアだし。

 そこへ、ホルミンスターという村に罪喰いの大規模襲撃があったと急報。

 駆けつけてみたらIDなんだが、システムがこれまでと違う……!? 紅連までは主人公のロールによって自動でメンバーが割り振られていたのが、水晶公が「オールラウンダー」という意味がわからないクラスなせいなのか、ロールさえ1:1:2なら自由に編成できる!

 ……オールラウンダーって、何? アルフィノもイゼルもオルシュファンもサンクレッドもアイメリクもヒエンも、2ロールがいいとこだったんだぞ。このヒトは本当に、いったい何者なんだ。

 ともかく、漆黒最初のID、殺戮郷村ホルミンスター。

 ……なんだが、1ボスがテスリーンを罪喰い化させた奴だし、2ボスがそのテスリーンだし、目の前で逃げ遅れたヒトビトが罪喰い化するし、なんて苦いID……。

 ゲーム面でのお楽しみであるBGMは、フィールド戦闘同様ハードロック調で、原初世界とは何もかも違うことを強調してくる。

 3ボスの名前が出る演出も初めてだ。

 何もかも変えてくるなぁ……鏡像世界だしな……。

 大罪喰い「フィリア(philia?)」を討伐し、光が溢れ出ることを警戒するライナだが、水晶公は「大罪喰いの光を相殺できる唯一の力が『光の加護』」だと言う。

 実際に主人公がその光をすべて受け止めると、天に向かって放出して夜闇を奪っていた光を払うんだが、……待て、これ、主人公は本当に大丈夫なのか!?

 いや、テンパード化を防いでいるのと似たような理屈なんだとは思うものの……、なんか、不安しかない。

 水晶公は主人公の前に膝をついて「罪喰いを倒し、世界に闇を取り戻してほしい……!」と頼むが、プレイヤーには遠くにアルバートの姿が見えている。

 彼を後目に「闇の戦士」を名乗るのめーちゃくちゃ重たいんだけど、と思いながらも、「面白い戦い」と軽く見たくはないし、「仕方ない」と言うのも違うしで、「その願いに応え、闇の戦士となろう」で、原初世界の称号「光の戦士」が反転しちゃった……。

 とはいえ、「強い光に照らされたかのごとく思い出せない英雄『光の戦士たち』の再来」だから「光の戦士」なのであって、「闇の戦士」も「伝承の再来」くらいの温度感では、あるのか……?

 水晶公は先に戻って状況の説明と事態収束、ライナは戦後処理。

 アリゼーは「ホルミンスターをひと回りして休息」で、今ばかりは着いていくのも違うので、アルフィノとともにクリスタリウムへ戻る。

 100年ぶりに夜が来たというので、住民たちは静かながらどこか浮足立っている。

 アルフィノたちはもう第一世界に来て長いから、すでに別で宿があるらしく、主人公とは別のほうへ帰っていった。

 そうして居室へ戻ったら、またアルバートが姿を見せた。

「今度はおまえたちが『闇の戦士』か、皮肉なモンだな」は、あなたの存在がありながらそう名乗るのは、こちらも気まずくはあるよ。

「白い双子」=アルフィノとアリゼーとは組んで長いのかと訊かれたが、ちょくちょく別行動もしているものの、まぁ長いな。アルフィノは新生後半から、アリゼーはバハムートを第七星暦すぐとしてそこから蒼天で再合流。

「誰かを救おうと突き進むほど、自分にとって大事な何かを失うもの」は、まさに第一世界へ通じる次元の狭間でオルシュファンやパパリモの声を聞いているし、イゼルやメッフリッドやコンラッドもそうだし、両手ですら足りない。

 アルバートの仲間は「悪」と謗られ、今はおそらく「四使徒」と呼ばれて、賞金稼ぎの討伐対象になっている……。

 一方、原初世界では、魔導工場でガイウス一派とエスティニアンが邂逅していた。

 エスティニアンは「暁」に事情を押し付けられたと。「あの受付嬢、どこかのスパイでもやっていたのか?」は、タタルさん、すっかり情報戦要員として大成してしまって……。

 そしてエスティニアンのエーテルを追跡したのはクルルだというから、彼女はけっきょく第一世界に喚ばれなかったらしい。

「黒薔薇」は毒ガスというより魔法に近く、体組織より体内のエーテルに作用している。

 ……それは「毒ガス対策」で対応できるんだろうか、心配になってきた。

「暁」所属ではないエスティニアンを頼っているのは、アルフィノたちが目覚めておらず、英雄が不在である証、と推測したガイウスは、彼に「しばし手を組まぬか?」と問う。

 ……新生の大ボスだったガイウスと、邪竜の影として蒼天の大ボスのひとりだったエスティニアンが、ほとんど「味方」の立ち位置で手を組むのか? というところで、続く。

 何がどうなるのか読めないよう、あまりにも面白いよう。

 ただ、次はPS5の進捗にこたわらず、もうちょっと軽めに進めてこまめに書こう……。

 毎回数時間かけて1万文字も書いてたら、いくら活字中毒とはいえパンクする……。

2026/01/27

 メインクエストLv73「3つ目の宝を求めて」まで……の前に、前回触れ忘れたところを洗っておこう。

  • クエスト報酬の選択肢に入っているのが「古代の銀貨(摩耗して模様も判然としない、おそらく古代アラグ銀貨)」なあたり、クリスタルタワーは相当未来から喚ばれていそう。扉が開いているのもそのせい……?
  • 各地になんとなく原初世界と似た魔物(獣)が生息しているのはやはり地理が近いから?
  • ユールモアの建築様式がリムサと似ているのは、地形や気候が近いから自然とそうなったのか。
  • ふと思い立って新生のタイトルムービーを見たら、アルバートたちは新生時点の「主人公」と同じ容姿だった。本当に「鏡像世界」という感じだし、悲しいな。

 さて、レイクランドにユールモア軍が駐留している。

 ユールモア軍の大将軍ランジートは、ドン・ヴァウスリーの命で「大罪喰いを討った逆賊」を探しに来た。

 かつて罪喰い討伐の先陣を切っていた武人が「罪喰いをいくら討伐したとて、争いは永劫に止まぬ」「我が主のもと、平和と喜びのうちに生を全うすることこそ、唯一の安らぎ」と断言するのも、なんか不思議な話というか、ユールモア(とメオル)にはもう疑いしかない。

 その場で進軍を宣言されなかった理由が、ラクサン城に「ミンフィリア」を捕らえたからで、しかも「ミンフィリアたち」とはどういうこと? というので、博物陳列館でお勉強。

 100年前にノルヴラントを光の氾濫から守った「光の巫女ミンフィリア」が自分たちの知るミンフィリア。

 その後も罪喰い化に耐性のある金の髪に水晶色の目の少女(リセも金髪碧眼だが彼女は「サファイアの目」と言われていた)が現れて、ユールモア軍とともに罪喰いを討伐していった。

 今のミンフィリアは、ユールモアの方針転換後に発見されたので、罪喰いを討伐しうる危険因子として「保護」の名目で監禁・幽閉されていたが、3年前に心ある勇士が彼女を逃がした。

 もしかして、と思ったら、やっぱり「勇士」はサンクレッドのことだった。

 ……事情も複雑、いちばん付き合いが浅いであろうプレイヤーにすら感情も複雑だが、いちばん付き合いが長くて深いサンクレッドはどう思っているんだろうな……。

 水晶公は、ミンフィリアの救出をクリスタリウムに任せてみてほしいと言う。

 住民たちはユールモアと敵対することにも怖気づかない。「闇の戦士」を支持し、罪喰いを退けんとするのなら、光の巫女を救い出して仲間に迎えるべき、と策を練り始める。

 任せろとは言われても「反逆者」に加えてほしい、と思ったら、「漆黒の反逆者ヴィランズ」か!!

 となると、第一世界での「敵」は、やはりユールモアなんだろうか。

 主人公はアルフィノ&アリゼーとともに「衛兵団の一兵卒」として動くことになる。

 工芸館で眠り薬(しかも「ドリームパウダー」なんて素敵な名前の)が作られたのは、やっぱり1日中ずっと明るいからヒトビトの体内時計狂いっぱなしで眠りが浅かったりしたのかな……。

 そしてその抗体薬は苦いらしく……なんか、第一世界に来てから飲み食いで踏んだり蹴ったりな目に遭ってるな、パンを40個(完食できず)といい。なんでもないものは描写されないというだけの話でもあるだろうけど。

 ともかく、アルフィノとアリゼーは東のジョッブ砦から、主人公とライナは西のオスタル厳命城から作戦開始。

 ライナの「勝利と闇は、我らとともに」という声がけからも、第一世界における「光」は「正義」じゃないんだなと感じる。主人公が原初世界の「光の戦士」であることが知れたらどうなるんだろう。

 ……何かと光属性っぽい白魔とナイトを主体にメインクエ進めているの冒涜的。何がいちばん似合うって、やっぱり暗黒騎士だろうな。

 城外郭を突破してミンフィリア(とだけ書くの抵抗感ある)を救出したけど、彼女も戦えるのか……。いや、そういう話は受けていたんだが、見た目があまりにも「少女」なので、非戦闘員なのかと。

 救出作戦から脱出劇に移行するが、中央広場に件のランジートまで来ている。

 ミンフィリアの体力一瞬で削られたのまずい!と咄嗟にベネディクションかけたけど(多少はターゲット選択が上達している)、全員次々に跳ね飛ばされて一騎討ちになるの聞いていない。

 それならナイトで来たのにと思いつつ、じわじわとだがけっこう削れている? しかしあまりにも削りが遅いような、と思ったら、負けイベかい!!

 となると、搦め手の麻痺があるとはいえ、ゼノスに匹敵する強敵なのか。ただ、奴に抱く妙な威圧感はないんだよな。あの男が異様すぎるとも言えるが。

 さても万事休すか、というところへ現れたのが、サンクレッド! 全体的に風貌がさっぱりしているしガンブレイカーになっている!

 ただ、それでもランジートのほうが上手うわて……の瞬間、転移魔法らしきものが発動。

 彼は魔法を使えないはずでは、と思ったら、水晶公が助けてくれたっぽい。

 水晶公が助言し、サンクレッドが先導して逃げる先が、ウリエンジェが滞在しているという妖精郷「イル・メグ」。

 その様子を見ているのがソル帝。「虚ろなる世界」へ行くと言っていたが、やはり第一世界だったのか。

 そしてふと思い出したので観返してみたら、ユールモアでカイ・シルを助けたとき、激怒するドン・ヴァウスリーを遠巻きに眺めていた謎の人物、ソル帝だったのでは。

「あの魂の持ち主」は、たぶんミンフィリアのことなんだろうが、「霊災」のほかに何が目当てかわからない。

 イル・メグの入口付近で情報共有。

 サンクレッドとミンフィリアは罪喰いを狩りながら旅暮らしをしていた(「ある人物」というのがミンフィリアだったらしい)が、レイクランドでミンフィリアが「会うべき人」=主人公が近くまで来ていると感じてひとりで出ていき、そこをユールモア軍に捕らえられた。

 サンクレッドはその救出の過程でクリスタリウムを訪ね、作戦が劣勢になったらイル・メグへ離脱するよう水晶公から頼まれた。

 目的は、ウリエンジェとの合流と、この地の大罪喰いの討伐。

 ミンフィリアがサンクレッドに怒られているのこっちまで悲しいな、と思ったら、「怒られちゃって、かわいそうに」という謎の声が聞こえて、ふたりは案内するはずだったウリエンジェの館への道を思い出せないという。

 術の主はおそらくピクシー族、遊びに誘いたいようだから集落まではたどり着けるはず、と進んでいっても姿はなし。

「声をかけられても返事をするな」と言われたら、逆に何が起こるか気になるんだけど……! と思いつつも、まぁ変なことはするまいと無言を貫いていたら、「もう『踏み込んだ』ってことでいいよね……?」と聞こえて、何かが足元にまとわりついて動きが重くなるので、「えっ?」くらいは言ったし、「サンクレッド、助けて……」とも言った。

 懐かしい話だが、新生のイフリート事件の頃のあれこれで、「この人は頼っていい人」と認識しているので。

 そして「悪い、災難に遭わせちまったみたいだな」ときちんと言ってくれるから、いつまでも「頼っていい人」認識が抜けないのであって。

「ウリエンジェ大先生直伝の方法」で姿を暴いても、ピクシー族はあまり堪えている様子はない。

「イル・メグ」の意味が「虹の国」?

 ウリエンジェがここへ住みたいと言ったとき「七日七晩、寝ずになぞなぞ勝負をしたの!」は、さすがにどうなっているんだ。

 サンクレッドのウリエンジェ評「正直、あの寛容さは普通じゃないぞ」も、それを聞いたら納得というか。

 困りごとやらサブクエやら解決してみたけど、ピクシー族は本当に危なっかしい。「草人」がもとはヒトというのは、この子たちは本当に「楽しいかどうか」だけで生きているんだなと。

 それと、ミンフィリアが主人公との距離感を測りかねている感じが、逆にこちらも落ち着かないというか、なんかこう……もにょるというかべしょるというか……言葉にしづらい。

 さらに、どうもピクシーたちは本当に困っているのかも疑わしいということで、話が通じそうな相手はいないかと訊かれて、ようやくフェオ=ウルのことを思い出したが、その「今思い出した」がフェオには本当に気に食わないらしい。

 指定地点のターゲットミスやら1語抜けたとかで何度も何度も「フェオちゃん」と呼びかけたら、「ここへ入ったらお呼びがかかるだろうと思ってずっと待っていたのだわ!」と怒られた。ごめん……リテイナーも冒険者小隊のついでに原初世界で回しているし……。

 ……アリゼーが「私の若木、あなたの美しい枝」にすごくピリついて、アルフィノに当たっている……。

「あのヒトの鞄の中身を、このカワイイ街にブチ撒けてやるのだわ!」が脅しになるのか……。確かに「つめたくてかたーい鉄(武器)」も「入れっぱなしのよくわからない何か(高精度ゴルディオンボルトやら乱属性クリスタルやらの端数)」も入っているし、たぶんカワイくはない。

 そうして「双子だけは遊び相手として残しておくれ」を条件に霧が晴れて真実を現したイル・メグは、確かに「虹の国」。ほとんどすべての塔にブロッケン現象のような虹までかかっている。

 ウリエンジェがいるのは「篤学者とくがくしゃ荘園しょうえん」。舌噛みそうな名前。

 ようやくたどり着いて再会してみれば、服装の雰囲気がなんだかものすごく変わっている……。本人に言わせても質素で機能的で謎に満ちていたのが、シンプルかつ開放的でいてきらびやかになった。

 ……で、サンクレッドのミンフィリアへの接し方が、ほかの誰に対するものとも違うというか、ものすごくぶっきらぼうなんだよな。

 おそらく「幼いから」「未熟だから」ではない。アルフィノとアリゼーにはふつうだし、暁加入したての頃の未熟の塊みたいな主人公にはむしろゲロ甘とすら言えた(だからプレイヤーは懐いた)。

 ……なんかもう、本当、任務以外は一貫して徹底的に不器用な男……。

 そのミンフィリアに席を外させて、ウリエンジェが視た「第八霊災」のこと。

 水晶公の介入がなかった場合の、エオルゼア同盟・東方連合とガレマール帝国の戦いは、暁も全員が参戦し、からくも優勢になりはじめていたが、それが帝国に「黒薔薇」の投入を決断させた。

 その威力は想定を上回って帝国領をも蝕み、世は混迷を極め、戦火は瞬く間に世界全土へ広がった。

 諌めるべき国は機能せず、正そうとする勇気と力のある者=主人公を含む「暁」は、死の兵器によってすでに世界を去っていた。

「黒薔薇」の使用に起因する、終わりなき戦争の時代が、起こり得る第八霊災。

 ではなぜ「黒薔薇」の力があれほど膨れ上がったのか?

 その答えが、「六属相関図」。

 六属性のほかに、活発を意味する「星極性」と、鎮静を意味する「霊極性」が存在するが、第一世界ではその名で呼ばれていない。

 まさか「光」と「闇」か、と思ったら、「星極性」が多くの色が混じり合って黒になるように「闇」、「霊極性」が何にも染められる前の白、凪と平穏の象徴である「光」

 つまり体内エーテルの循環を停滞させる「黒薔薇」に、鎮静の力である霊極性が加わったら、で、もう総毛立った。

 だって「星」と「霊」なんて、ハイデリンにおける12ヶ月の考え方が「星1月、霊1月、星2月……」と続く、という形で、キャラクタークリエイトの誕生日設定の段階から提示されていた要素。

 それがこういう意味を持つのかと、すべてを根こそぎ回収していった感動がすごい。

 霊災の話になってから、「第七霊災」とは何だったのかと考えていたんだよ。

 確か「過去第六までの霊災が六属性と対応しており、もう残っている属性がないので、『第七霊災』の発生は世界の終わりである」みたいな話があったと思う。

 第八霊災が光=霊極性=停滞の災害になるというなら、第七霊災は闇=星極性=活性の災害だったのではないか?

「衛星」の落下に起因するというのも言葉だけ見れば「星」の災害だし、エオルゼア全土が蛮神バハムートの大火炎で焼き払われたのも、「バハムートが強かった」だけでなく、そこへさらに活性の力が流れ込んで増幅された可能性はないか?

 ……それと、属性関連はグブラ幻想図書館の読み物オブジェクトにも何かあったはず、と調べてみたら、「六属創世記」だ。

「廻りくる六つの生誕」……

雷は落ちて火を生み、火は燃えて土を生み、土は遮りて氷を生み、
氷は溶けて水を生み、水は昇りて風を生み、風は曇りて雷を生んだ

「果てしなき三つの凱旋」……

土は雷を吸い尽くし、水は土を流し尽くし、雷は水を走り尽くした。

「終わりなき三つの敗北」……

火は風に消され、氷は火に溶かされ、風は氷に防がれた。

「揺るぎなき二つの支配」……

雷も火も土も氷も水も風も、すべては霊の上にあり、
すべては星の下にある……近いか遠いかただそれだけ……。

 館周辺のサブクエを挟んでみたら、リダ・ラーンのサブクエ「名前の意味」の答え合わせみたいなものがあった。

 だいぶメインクエストに絡むのでここに書くが、「ピクシー族の名前は、魔力が込められた特別な『ルーン』の組み合わせでできており、それぞれの命の性質に合った言葉を選ぶ」というもの。

 それでもしも主人公に名前をつけるなら「シグン=ティル」か「ウル=ティル」だというが、館の本に「『シグン』は太陽もしくは光、『ウル』は月もしくは闇」とあり、つまり主人公は「『光の〇〇』……いえ、もしかしたら『闇の〇〇』かもしれないわね」ということになる。

 ……えっ?

 これは、原初世界では「光の戦士」で第一世界では「闇の戦士」だから、とだけ受け取ってもいいものか?

「強い光に照らされたかのごとく思い出せない英雄『光の戦士たち』の再来」だから「光の戦士」なのであって、「世界に闇を取り戻した」から「闇の戦士」なのであって、光や闇を放っているのではさほどなく、そうはっきりと「光の力」や「闇の力」ではないんだよ。

 なんか、不穏。

 ともあれ、イル・メグの大罪喰いを討伐して第八霊災を回避するために、それが封印された「リェー・ギア城」を目指すのが次なる目的。

 の前に、ウリエンジェが訊きたいことというのが、「私のこの装い……どう思われますか?」というので、なんか、それを訊かれるとは思わなかった。

「ずいぶん身軽になった」と言ったら、「はて……足元などはむしろ、原初世界での衣装の方が、軽やかだったように思いますが……」と言われたけど、頭頂〜目元を隠しているか否かは、だいぶ印象が違うぞ。

 サブクエの「焼き菓子こわい」といい、このヒト実はかなり面白いのでは……? と思えてきた。

 そのきらきら装束は占星術師の装束とのことで、どうぞよしなに。カストルム・セントリのときは巴術士だったと思う(タタルさんが巴術士になると言ったとき、暁の盟主のほうのミンフィリアが「ウリエンジェさんに巴術のことをあれこれ聞いていた」と話していた)ので、ここでもジョブチェンジか。

 リェー・ギア城へ入るにはピクシー族の協力が必要ということで、彼らに贈り物をすることになるが、その準備は分担すればすんなり。

 そしてウリエンジェがわざわざこの地に滞在していた目的が、白聖石を作ること。環境エーテルが濃い場所だから改めて作ることができた。

 ただ、ナプリアレスもイゲオルムもそうだったけど、白聖石って使い切りなんだよな……。新生のラストで姿を見せた大勢の大半をガイウスが狩ったと考えても、アシエンの介入が“ソル帝”ひとりで済むだろうか。

 サンクレッドがミンフィリアに頼んでいた「ソイルに魔力を込める」は、やっぱり彼にはジョブとしてのガンブレイカーの「魔法的効果」がエンシェント・テレポの後遺症で使えないらしく、それを補ってもらっているとのこと。

 そこから「本来のミンフィリア」のことを話してくれたのと同時に、過去視。

 アリゼーが見せてくれたのと同じ「光の氾濫」が止められた地で、一度だけ光の巫女ミンフィリアの意識が表出したことがあった。

 彼女の転生は、第一世界から希望の灯火を絶やさないために、「光の加護」という力の存在を証明し続けているだけ。

「そのせいで、依り代となった少女たちは、本来の名で呼ばれることさえない。もう充分に残酷」「『光の巫女』が消えるかどうかを決めるのは、自分でもサンクレッドでもなく、今『ミンフィリア』と呼ばれているこの子」と話す彼女は、暁の盟主だった頃から変わらず、個人の尊厳というものを徹底して大切にする、優しいヒトだよな。

「希望の灯火」にしても、戦傷祝賀会でばらばらになったときから掲げてきた大切な言葉。

 主人公というもうひとりの「光の加護」を持つ者がその灯火になりつつ今、「決断のとき」は近いのかもしれない。

 服を入れ替えて遊ばれるところだったというアルフィノとアリゼーのところへ戻り、ピクシー族へ手土産とともに、大罪喰いを倒したい旨を伝えると、その正体は妖精王ティターニアだと知らされる。

 大罪喰いを倒せば溢れ出した光が新たな大罪喰いを産んでしまうという話のとおり、かつて大罪喰いを倒したティターニアが大罪喰いになってしまったのだと。

 封印の要である宝「純白のドレス」をくれたのは、主人公たちに期待をかけているからというよりは、自分たちにもなんともできないのなら、機会をあげたほうが「おもしろい」と思ったから。

 必要な宝はあと3つ。

 その足で水妖フーア族のもとへ向かうことになるが、どうにも危険なヒトたちらしい。

 泳いで探す? という話になり、主人公、アリゼー、サンクレッドは平気、アルフィノもなんとか、ミンフィリアもとりあえず、ところでウリエンジェは? と訊ねられて、「泳ぐくらいならば、水上を歩く術を編み出すほうが効率的では?」とは……あなたやっぱり、けっこう面白いヒトだろう。

 アルフィノが「アレンヴァルド式の特訓を教えよう!」と大喜びしているし。

 そこでようやく人の気配に気付いたフーア族は、「妖精王がどうなろうが、世界がどうなろうが、『はじめから終わってる』ボクらにはどうでもいいことさ!」「心躍る大冒険を見せてくれたら宝を授けよう」と、その明るさ軽さが逆に不穏。

 しかもウリエンジェ曰く、彼らはピクシー族以上に遊び好きで、水に引き込んで命を奪うようなたちの悪いことも平気で行う。

 その大冒険の舞台として提示されたのが今回のID、水妖幻園ドォーヌ・メグ。

 アルフィノとアリゼーはホルミンスターで共闘したからあとの3人かなと、タンク:サンクレッド、ヒーラー:ウリエンジェ、DPS:ミンフィリアと主人公、にしてみる。全ロール1ジョブ育ててあるとこういうとき便利。

 ミンフィリアはジョブ名こそ「ORACLE OF LIGHT(光の巫女)」になっているが、戦い方は双剣士っぽい。サンクレッドが教えたんだなとわかるクラスで、かつ「光の巫女の物語」を聞いたときにモーレンが言っていた「発見された時点では、誰しも普通の女の子だった。そこから努力をして、あるいは周りに強いられて、罪喰いとの戦いの最前線に上がった」を、どうしても思い出す。

 そういえば、ガイウスが影の狩人として初登場したときに「サンクレッドがガンブレイカーになることと関係しているのか」と言ったけど、「帝国属州に潜り込んだときにある人物から習った。魔弾を装填できないので腐らせていた」と話しているので、本当に接触していたりするんだろうか? ガイウスはサンクレッドの顔を知っているはず(ラハブレアがフードと仮面を外していたので)だが、逆はどうだったんだろう。

 ……そしてプレイヤーの反応がミンフィリアとシンクロするので、ミンフィリアを叱るサンクレッドの言葉がぜーんぶ刺さる。

 仕方ないよねぇ、幻だろうと急に花が咲いたら一瞬目を奪われるし、王冠を示されたら本物かと思うし、綱渡りを示されたら慎重に渡るよねぇ。

 綱渡りは、キャラコンがゴミなので落ちましたが。

 こちとら未だに真タイタンのランドスライドを完全回避できず、制限解除で1回クリアするのに10回くらい負けているんだ。

 ともかく踏破はして、王冠は持っていっていいそうだが、フーア族が主人公を「欲しい」と言って、最深部に溢れかえる水。

 主人公とアリゼーだけは水中でも平気だがほかのみんなは!? と大焦りしたら、本当に主人公だけが目当てでいちばん危なかったらしく、湖底でアルバートに呼び起こされた。

 ……コウジン族のまじないがなかったらふつうに死んでいた事態だ、洒落にならん。ありがとう、縁。

 ずっと気になっていた水中の建物は、フッブート王国の王都だったという。

 今はもう誰も覚えていない、何も残っていない。

「おまえなら救えるのか? 災厄から、誰かの未来を……護りたかった、何もかもを……」というアルバートの言葉には、「護ってみせる」と断言は、ちょっと、できないかも……。

 すべてに手が届くのか、自分でもわからない。

 地上へ戻ったら、ウリエンジェとアリゼーしかいないし、彼女は膝をついているし、「大丈夫?」と声が出て「みんなは?」と焦ったけど、むしろこっちが心配されていた。

「貝殻の王冠」はちゃんとくれたらしい。王冠をあげる代わりに主人公を貰うって話だったものな。

 特に追い打ちはかけてこないけど、主人公の魂がフーア族として生まれるものと思って待っているんだろうか。

 危なっかしいのでさっさと離れてしまいたい。

 そこへピクシー族のスール=ウィンが、イル・メグに大勢のヒトが近づいてきていると報告しに来た。

 クリスタリウムの衛兵団は動けないはずだから、おそらくユールモア軍だろうということで、アルフィノとアリゼーが確認に行き、そうだったらピクシー族が遊び倒してしまうそう。こうなると心強いな。

 その間に強行軍で、3つ目の宝を持つ「ン・モゥ族」のすみか「プラ・エンニ茸窟じょうくつ」へ向かう。

 湖はフッブート王国からヒトが去ったあとにフーア族が水を呼び込んで作ったらしい。

 ウリエンジェはそれを責めないと言うけれど、それほどの力が遊び好きと合わさっては、いよいよ危険な種族だな。

「大切な人の歩んだ道を、悲しい結末になどさせるものか」が誰の“受け売り”なのか、ちょっと思い出せなかった、ごめん。それだけみんなが多くを失ってきているということでもあるんだが。

 話が通っていないピクシー族のいたずらはあったが、なんとか到着。

 ン・モゥ族はまた不思議な種族というか、彼らは何だ……?

 カメかと思ったけどしっぽがあるしコウジン族がカメだし、フーア族も何だかわからなかった(カッパ?)。

 ともかく「ヒトの役に立って対価を貰うことが名誉」らしく、フッブート王国が滅んでからはその機会もないので、ウリエンジェの「困っている」「お願い」という言葉に葛藤のすえ、宝の「石の杖」を渡すか否かの結論を急いでくれるとのこと。

 その間に皆の名誉になるような取引をしてやってほしいと、お使いのエキスパート幾度目か、というところで、一旦ここまで。

 何よりも「星/霊」と「闇/光」が鮮やかすぎて感激しちゃった。

 これがいよいよ本格的に回収されたらどうなってしまうんだ。

 続きが楽しみにもほどがある。

2026/02/01

 1-2までクリア。チャプターひとつずつがずいぶん長い気がする。

 ン・モゥ族(ロールクエも見るかぎり「犬」らしい)との取引は順調。

 ピクシー族やフーア族と同じ「妖精」にしてはずいぶん温厚だなと思っていたけど、きちんと「相応の対価」を払わないとものすごく怒られるようで、彼らの「残忍と自由」はそのあたりなんだろうな。

「アンチロウ(反法?)」は、だいたいどの種族にもいる「悪い子」のほうだろうが、育ちざかりの白魔で突入したら片端から釣りまくってそれはもうたいへんなことになったので、一瞬の隙をついて物陰に隠れてどうにかナイトにギアチェンジした。

 対価として魔道具を作ると言って転送網利用券を書いてくれたっぽいのは驚いたが、フッブート王国とやりとりがあったから存在を知っていて正規のものを書いたのか、魔法の力で偽装したのか、受け取り方が悩ましいポイント。

 その取引の間、ミンフィリアが主人公をずいぶん気にしていると思ったら、「会うべき人」と感じたのにその理由がわからないことを気に病んでいたらしい。

 しかも「サンクレッドが家族のように大事に想っているのは私じゃない」は、「いつ知ったの?」と息を呑んだ。

「英雄の召喚が失敗に終わったら大罪喰いと戦うのが私になる。その可能性があったからつきあってくれているだけで、本当は今の私を見るのも嫌なんだと思う」は、もう、何を言えばいいのか……。

「複雑」ではあるだろうとはわかるものの、じゃあ「『本物のミンフィリア』を奪った忌まわしい存在」のように考えているかというと、彼はそういうヒトでは絶対にないと思うし、ただそこを割り切れずにいるから誰に対するものとも違うぶっきらぼうな態度になってしまっているのは傍目にも……。

 なんというか、誰も悲しまずに済む道って、ないものなのかな……。

 リェー・ギア城から妖精王ティターニアの声が聞こえたのは、光の加護(超える力)かと思ったら、強い執念が封印の隙間から漏れ出して誰かに届くことがあるらしい。

 長老は当初「ティターニア様が解き放たれたら、今度はどれだけの被害が出ることか」と半ば拒否していたけれど、声を聞いたン・モゥ族は「あの声を永遠に無視し続けることなんてできないと、本当はみんなわかっている」という。

 戻ってきた長老も、「私たちに根本的解決の手立てがないのは確か。ティターニア様を永遠にあのままにしておけぬのも確か」と、名誉ある取引に応じてくれた人柄を加味して、「石の杖」を託してくれた。

「もっとここにいてくださってもいいのですよ」と取引にうずうずしていたが、フェオが「これはわたしの若木なの! 囲い込むのは全面禁止!」と怒る。

 主人公はイル・メグの妖精にやたら好かれるな。

 最後の宝を持つのは「ヴォレクドルフの聡きアマロたち」。

 大柄なアマロが長、眠っていたら「セト」と呼びかけるといい、と言われて呼んでみたら、「アルバート……?」とぼんやり訊ねられて「えっ」と声が出た。

 追及するワケにもいかないのでそのまま話を聞いていくと、先祖返りで人語を解すアマロは、ヒトに対してこの上なく好意的。大罪喰いに挑んで敗れたり新たな大罪喰いになったりすることを純粋に心配しているから、「水晶の靴」はあげられないと言っている。

 面白がって渡してくれないのでも考える時間が必要なのでもなく、ただただ心配というのは、むしろ厄介。

 はぐれ罪喰いの討伐でセトに力を示して、それでも考える時間が欲しいと同時に、ひとつ頼みごと、湖に落とした宝物のメダルを探してほしいと。

 まぁフーア族も主人公はもう手に入れたものと思っているだろうから平気なはずと、姿見の湖からまだ綺麗なメダルを回収。

 コウジン族のまじないは本当にその後の冒険をものすごく助けてくれている。

 セトが「無理はしない程度に」「ごめんね、濡れてしまっただろう」と何度も気遣ってくれるのが、ただ純粋に心配なんだなとよくわかる。

 そのメダルをくれたのが、ほかでもないアルバートだった。

 氾濫の直後には、彼らに助けられたことで擁護する者もあったが、それも時とともに減り、やがて大罪人と呼ばれるようになっていった。

 セトが妖精郷で暮らすことにしたのも、ヒトビトのそんな言葉が耐え難かったから。

 ……ロールクエストもやっているとなお響くな。

 アルバートたちだって、最初はただ出会ったヒトに手を貸していっただけで、「光の氾濫」なんて結末のために歩んでいったんじゃない。

 世界を救おうとする優しいヒトにただ幸せであってほしかったのに、どうしてこんなことになってしまったのか。

 けれど、アルバートはどういう因果か今は主人公とともにいるから、セトの言葉は届いている。

 セト曰く、主人公の魂はアルバートの魂とそっくりなのだという。単に「鏡像世界の光の戦士同士」だけでなく、あり得た別世界の同一人物だったりするんだろうか。

 その運命と勝利を信じて「水晶の靴」を託してくれたことで、封印の4つの宝が揃う。

 ところが、リダ・ラーン方面のユールモア軍は、ランジート将軍がピクシー族のまやかしにほとんど惑わされないせいで、もうかなり近付かれてしまっているという。

 足止めと大罪喰い討伐の二手に別れることになり、ミンフィリアは主人公とともに行くと言いかけるが、サンクレッドが「おまえの力量じゃ、そいつの邪魔になるだけだ」と一蹴。

 ……もうすこし、言い方……を選べたら、彼自身も苦悩していないんだろうな……。

 ともかく、主人公はそのままリェー・ギア城へ。

 城扉の前で、フェオが「妖精の世界はヒトの世界ほど複雑ではない」と言う。

 奪ったらそのぶんだけ求められることになるだろうけれど、「美しい枝」がついている、と。

 なんか不穏、と思いながらも、ティターニア討滅戦。

 本当にありとあらゆる自然で攻めてくるものの、どうにか死なず死なせずでクリア。

 ティターニアも妖精郷のために大罪喰いと戦っただろうに、そうして実際に勝ったのに、「遊ぼう」「ここから出して」という本能しかない存在になってしまったのが、やりきれないな。

 主人公が大罪喰いの放つ光を一度受け止めて無尽光を払うのが、相変わらず不安だが。

 4つの宝の「本当の意味」は、新たなる妖精王に捧げられる祝福。

「城が開かれるのは妖精王を還すとき。そして、還した勇気ある者を新たな王として祝福する」、つまり堕ちた妖精王を倒した主人公が新たな妖精王になるというのが、「奪ったぶんだけ求められる」の意味だが、それを「美しい枝」のフェオが引き受けてくれる。

「届かないかもしれない夢へ手を伸ばすこと。何かを残そうと必死に生きること。それがヒトの特権。私はそのきらめきを見ていたい」のだと。

 フェオは「彼らがどこまで進むか見るのが私の楽しみ」、イル・メグのピクシー族の遊びを「相変わらずグルグルグルグル……おんなじなのね!」と言っていた。その「進歩を見たい」という考え方が「『狂い咲き』のフェオ=ウル」という呼ばれ方なんだろうし、水晶公から「いちばん優れたピクシー族」と言われるだけの特異性だったんだろう。

 そうして祝福を受けてフェオが新たな「ティターニア」になり、「あなたの邪魔をする嫌なヒトたちを、私の国から追い出しましょう」と手を差し伸べる。

 話がすこし遡り、まだ無尽光のリダ・ラーンでは、アルフィノたちがランジート率いるユールモア軍と対峙している。

 ミンフィリアの双剣士の構えに、ランジートが「我が教えを授けた歴代の巫女は、誰ひとり、かような無様を晒さなんだ」と激昂するのは、やっぱり不思議というか、よくわからないところ。ドン・ヴァウスリーの庇護下で平和と喜びのうちに生きることこそ唯一の安らぎだと断言したのと噛み合っていないというか、ミンフィリアを強くしたいのか無力なまま囲っておきたいのか一貫していないように感じる。

 サンクレッドの「あいつが自分の名さえ理解しないころから閉じ込めて、何もできないようにしたのはお前らだ。それが今戦おうとしてるんだ。無様だ無力だと、よくも言えたな」がそのとおりだし、こうまで言うヒトが彼女を偽物と疎んでいるとは思えないんだ。

 そのとき、無尽光が晴れて夜が訪れ、「闇の戦士」の勝利が知れ渡る。

 全軍突撃を指示されたユールモア軍が草人と化しているのがホラーだが、こうなってしまえば頼もしくもある。

 クエスト名「アクトラ・オルワ・イン」は何かと思ったら、「楽しい祝宴を!」の妖精語だったらしい。

 ユールモア軍を、草人に変えていくピクシー族、生み出した水場に引きずり込むフーア族、宙吊りにして振り回すン・モゥ族、大混乱に畳み掛けて、妖精王とともに「闇の戦士」を乗せて飛来するアマロたち。

 ランジートも「我が主は必ずや、秩序のため、裁きの鉄槌を下すであろう」と言い残して、ユールモア軍は撤退。

 ティターニア曰く、「妖精は永遠だが、いつかの終わりのことなんて、考えないし憂いもしない。だからヒトと心を同じにして戦うことはできっこない」。

 つまり罪喰いとの戦いに協力はできないということだが、闇夜を取り返してくれた恩返しなら別だから、本当に困ったときにはいつでも呼んでほしいと。

 てっきり「永遠の不干渉」になるのかと思ったら、今後も力を貸してくれるというのは、改めて頼もしいかぎり。

 しかも「小さな分身を若木のそばに飛ばすなんて造作もない」ことで、これからも「フェオ=ウル」としての契約も同時に果たしてくれるというのだから、美しくてかわいい我が枝フェオちゃん!!

 ピリついていたアリゼーも、フェオのことを「正直、見直した」と言うのは、無理もない。あの子がいなかったら、主人公が強制的に次代妖精王になっていたんだから。

 ユールモア軍が一行を追ってきたということは、クリスタリウムとの戦いを保留にしたか、早々に決着が着いてしまったか、ということで、後者はありえないだろうが状況を確かめなければと、街へ引き返す。

 ひとまず被害は出ていないが、そこへ正面切って現れたのが、まさかの“ソル帝”。

 ウリエンジェは肖像画で容貌を知っていたらしく、それを「説明の手間が省けていい」と褒める彼は、「ガレマール帝国の初代皇帝ソル。同時に、その他もろもろ戦乱呼ぶ国々の立役者。しかしてその実態は、『アシエン・エメトセルク』と申し上げる」と、やっぱりエメトセルクだったし、ガレマール以外の国(おそらくアラグ)も興していたのか……。

「光の氾濫」から第一世界は光=停滞に偏っていたが、それに抗う人類の努力が「活」の力となって、世界統合を起こすにはまだ偏りが足りなかった。

 それでもヒトビトがヴァウスリーのもとで「怠惰に、進歩せず、ぼんやり」生きていれば、じき条件は整っただろうが、主人公たちが2体も大罪喰いを倒したから、「私たちの計画、全部パー!」。

 エメトセルクのこの気だるさと軽さは何なんだろう。同じ「オリジナル」でも、ラハブレアともエリディブスとも違う。

 しかも「互いを知らないまま殴り合い続けるほど野蛮で不毛なことはない。協力関係を結ぼう」と持ちかけてくる。「いわれも知らず忌み続けてきたアシエンと向き合え」と。

 言われてみれば確かに、「天使いアシエン」とは何なのかって、よくわかっていないかも。

 エメトセルクは「またすぐに会おう」と本当に何も手出しせず去っていき、アリゼーたちが水晶公への報告や状況の整理を引き受けてくれて、主人公は居室へ帰る。

 部屋でならアルバートと話せるかなと思ったら、差し入れに軽食が届いていた。

 やっぱり姿を見せてくれたアルバートが、水晶公からだろうと言う。

「手厚いなぁ」がまさにそのとおりで、こういう近しさが公のわからないところだ。どう考えても高位の人物のふるまいではない。

 アルバートたちに世界統合をそそのかしたのは白法衣のアシエン(エリディブス)だが、エメトセルクの「何も知らずに戦い続けるべきではない」は、ウリエンジェ同様、彼から見ても尤もだという。「ただひたすらに進み続けた結果、何もかも失った奴が、ここにこうしているんだから」。

 けれどセトは今でもアルバートを想っている、と告げたときの彼の表情が、本当に初めて見る穏やかさだった。「第一世界には俺たちの冒険のすべてがある」は、きっと今でもそうなんだろうな。

 そして最初にこの部屋で出会ったときより、態度自体がずいぶん柔らかい。当初は「おまえの戦いをしばらく見物させてもらう」と言っていたけれど、こうして助言までくれるんだから。

 ここまでで1−2完。

 ロールクエストの止まり方から見て、次でラケティカ大森林かな。

 エメトセルクは何をどうしたいのだか、そしてラケティカには何が待っているやら。

 ……感想のペースを保ってサクサク進みたいんだが、体調が安定せんので、難しい。

 まぁ進められない間は、ロールクエスト全部やるために赤魔のレベリングでもするさ。

2026/02/04

FINAL FANTASY XIV

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