はじめに

この記事は「箱舟の先頭車両に僕たちはもう乗れない」の補足的内容です。

流れ的に入れそこねた話と、長くなるので入りきらなかった話と、感情むき出しの恨み節をずらっと並べました。

閲覧には充分ご注意ください。

拾遺ひとりがたり:乗り過ごし客の感情論

目次


のっけから大暴投

 もしかしてDQ10そろそろヤバイんじゃないのかな、と勝手に思っています。

 根拠は3点。

 まず、Pay to Win(「P2W」)要素の緩やかな増加

 次が「一発逆転の映えとインパクト」が目立ち始めた点

 最後が、アストルティアクイーン総選挙(「アスクイ」)およびアストルティアナイト総選挙(「アスナイ」)の順位や得票率の変遷

 まぁこのページは論考どころか散文ですらないお気持ち長文なので、深く考えず順番に並べます。

勝利のためなら何でもする

「P2W」=「Pay to Win」、すなわち「勝つために金を払う」

 これが増えたなと思います。

 私はプレイ開始が2023年8月なので、たとえば「修練の心得」の販売開始がいつかというような歴史はよく知りませんから、ショップの「バトル便利アイテム」にはあえて触れません。

 話題にしたいのは、「効率のために金を払う」が目立ち始めたこと。

『冒険者のおでかけ超便利ツール』のふくびき景品「超文明キューブポスト」「圧力錬金釜プリズム」が顕著でしょう。

 とってもシンプル、「金を払えばロード時間が短くなる」ですね。

 あとは「ヘアメイクフィギュア」

 てっきり「実際の機能がある美容院ハウジング」とかに使ってほしいものなのかと思ったら、実装当初は家主以外の使用不可。

 これも「金を払えば大国にルーラして広い都市内を走って美容院に駆け込む手間が不要になる」の予定だったのでしょう。

 別に「攻撃力1000の片手剣がツールふくびきでしか出ない」とかの域ではない。

 けれど「リアルマネーを注ぎ込んだ者ほど有利になる」がじわじわと、しかし確かに進んでいます。

「大人数ですこしずつ払ってくれるライト層が離れはじめたので、ごく少数でもドカンと気前よく払ってくれるコア層向けの課金要素を増やすことで運営を維持する」は、衰退しつつあるオンラインゲームの典型的な流れですね。

それが世界を保つなら

 ツールふくびきの件は「一発逆転の映えとインパクト」ともつながっていますね。

 武器チャームなんて典型でしょう。

 別に武器が光って花びらや稲妻が散ったところで攻撃力は1も上がらないけれど、「誰が見てもわかるレアアイテムを所持している」というステータスになる

 そこが同じ特等のマイタウンとは趣きの異なる点であり、わかりやすい「映え」ですね。

 ちょうどこのページを書くか書かないか悩んでいるときに発表された今月の新景品「しぐさ書・甘えていいよ」も「映え」です。

 大ヒットした「しぐさ書・もえキュン」の第2弾みたいなしぐさです。

 ツールふくびきがすごいのは、別にその景品が欲しくないプレイヤーも回す点です。

 何を隠そう、私が「もえキュン」のときに100連を3回くらい回しています。

 魚男とドワ子というメインターゲット外のキャラしかいないのに、なぜそうまでして当てようとしたのかというと、景品が旅人バザーで高騰していれば、ツールにリアルマネーを突っ込むことでゴールドを得られるからです

「インパクト」で言うと、『ドラゴンクエストX オンライン 13周年記念 アストルティア生誕祭』特設サイトのイラストもそれ狙いなんじゃないかと思います。

「武闘」も「剣士」も「魔王」も「守護」も一律に上裸の筋肉美というインパクトで塗りつぶされた水着イラストです。

 アスバルのような「華奢な美形」なら1枚羽織ったほうがキャラ性が出るだろうし、少年のラキはあえてテンプレートな海パンとか、ジーガンフとヒューザでは同じ形のサーフパンツでも体格によって印象が全然違うとか、もっと「魅力的な水着姿を提供する」方法があったでしょうに、全員が筋肉バキバキの肉体派のように描かれている

 おそらく、「ヒューザ、初期と比べてめちゃくちゃ鍛えてるな!」とか「アスバルってこんなに筋肉あったのかよ!」とか「ラキの腹筋ヤバイ!」とかのギャップでバズったら、それが萌えであれ笑いであれ御の字、みたいな感じだったんじゃないでしょうか。

 ……あるいは、このイラストレーターに「男性の魅力的な肉体」の引き出しが「鍛え上げられた筋肉」しかなかったか。もしこちらだとすれば、ドゥラ院長がメンバーから外されたのも「ドワーフのもちもちころころ体型には胸筋や腹筋を描けないから」という推測ができる気がします。

 さて、そして直近でイチバンの「一発逆転のインパクト」といえば、やはりグランゼドーラ劇場でしょうね。

真グランゼドーラ王国に建つ「グランゼドーラ劇場」がついにオープン!

当施設は、コンサートや舞台の配信など、『ドラゴンクエスト』に関わるエンターテインメントが上演される特別な劇場です。自分のキャラクターや周りのみんなと一緒に、アストルティアの世界で公演を楽しむことができます。

(中略)

グランゼドーラ劇場の記念すべき第一回目の公演は、『ファミリークラシックコンサート ドラゴンクエストの世界 交響組曲「ドラゴンクエストV」天空の花嫁 すぎやまこういち』です!

当公演は、2013年8月7日(水)に行われたコンサートのフィルムコンサートとなります。

すぎやまこういち先生がタクトを振る特別な公演をアストルティアでみんなで楽しもう!

「12年前のコンサート映像をゲーム内で流す」。

 これに各種アイテムが付録としてついてきて、2,200円。

 こけら落としがDQ5というのも含めて、すさまじいコア層向けの要素だと思いました。

 10のゲーム内でやるのだから、10の交響組曲のほうが絶対に適しているでしょう。10プレイヤーが全員5をプレイ済みで思い入れがあるとは限りません。

 けれど5です。

「DQ10を切り売りする」どころか、「すぎやまこういち先生」と「ドラクエブランド」の威光にすがっている。

「すごい! 行きたい! 嬉しい!」という人を否定はしませんが、吹けば飛ぶようなライト層の私は、正直「“驚きの新企画”がこれ?」とだけ感じました

 私のようなニワカは、もはやDQ10のターゲット層ではないのでしょう。

君のための受け皿

 しかしコンテンツとしては、ニワカにも適度に水やりをしないと、彼らが新規ファンとして芽吹いてくれる未来も取りこぼしてしまい、いずれ静かに枯れていくのではないでしょうか。

「吹けば飛ぶようなライト層」だって、水をかけておけばべしゃっと張り付いて、しばらくは飛ばないかもしれません。

 さて、そんな新規層やライト層の動向がゲーム内で可視化されていると考えられる要素があります。

 それがアスクイ・アスナイです。

 アスクイ・アスナイの文脈で「不動の人気キャラ」といえば、多くのプレイヤーはまず真っ先にヒューザを思い浮かべるのではないでしょうか。

 次点が勇者姫アンルシアとセラフィ

 ヒューザは本選出場を逃したことがありませんし、アンルシアとセラフィも登場以降ほぼ皆勤賞ですね。

 この結果は「彼らの人気のたまもの」というだけの話ではないと、私は考えています。

 もちろん、根強い固定ファンに支えられているという面はあるでしょう。

 ですが、彼らは新規層やライト層の「イベントに参加する意義」も引き受けているのではないかとも思うのです。

 つまりこういうことです。

人気投票をやっているようだけど、知らないキャラばかりだ。
でもヒューザ(アンルシア、セラフィ)はわかる。10票全部使い切れというから、とりあえず全票入れておこう。
何かアイテムを貰った。明日も来ればまた貰えるのか。
じゃあ明日もヒューザ(アンルシア、セラフィ)でいいか。

 彼らはこの繰り返しで毎年上位をキープしているのでは? という話。

 もちろん、そうやって「この中ならヒューザ」「とりあえずアンルシア」と投票した新規プレイヤーも、翌年にはストーリーが進んでキャラクターもわかるようになり、今度はファラスに入れるかもしれない、ヴァレリアに入れるかもしれない。あるいは予選会の存在まで知って、もっと別のキャラを懸命に応援するかもしれない。

 けれどその頃には「選択肢がヒューザしかない」というプレイヤーがまた新たに参入しているはずなのです。

 不健全な組織票ではなく、健全な新陳代謝の可能性があるということですね。

 ヒューザが「不動の人気キャラ」な一方で、アンルシアとセラフィは一進一退なのも、ともにVer.2.0初登場かつ外部出演の多いキャラだから、進行度や知識量が近いプレイヤーの票を取り合っているのではないでしょうか。

 さて、それを踏まえて、直近2025年のアスクイ・アスナイの結果はどうだったか?

 クイーン総選挙

順位 キャラクター名 初登場 出場形式 票数
1位マローネVer.4予選1,303,935票
2位レクタリスVer.6シード1,208,669票
3位ヴァレリアVer.5シード969,641票
4位ポルテVer.7運営推薦825,971票
5位エステラVer.3予選745,204票
6位エルドナ神Ver.6シード665,192票
7位セラフィVer.2予選656,656票
8位勇者姫アンルシアVer.2予選617,052票

 ナイト総選挙

順位 キャラクター名 初登場 出場形式 票数
1位パドレVer.4シード1,980,232票
2位ラキVer.7運営推薦1,099,797票
3位ヒューザVer.1シード792,872票
4位ナブレット団長Ver.1運営推薦716,549票
5位リソル独立コンテンツ予選674,960票
6位ラウル外伝予選537,231票
7位ファラスVer.4予選529,396票
8位ギルガラン王子Ver.4シード520,303票

 ……何を言わんとしているのか、もはやおわかりでしょう。

 ヒューザがラキに抜かれただけなら「今年はナブレット団長がいたから票割れしたのかな」とも捉えられますが、セラフィが7位、アンルシアがマローネにダブルスコアの差をつけられて8位です

 この結果から、ライト層のアクティブ数が減っている可能性があると考えられるのです。

 そしてP2Wの項目で触れたとおり、「ライト層が離れはじめたのでコア層向けの課金要素で運営を維持する」は、衰退しつつあるオンラインゲームの典型的な流れです。

「何で釣ってでもめいっぱい売れてくれないとまずい」という焦りが、ひたすら瞬間最大風速を求めるような映えやインパクト、超コア層向けの重課金要素をじわじわと増やしているのでは?

 どうでしょう、「もしかしてDQ10そろそろヤバイんじゃないのかな」も、ニワカの戯れ言と一笑に付せない気がしてきませんか?

欲望の大氾濫

 今からひどいことを言いますが、私は正直もうDQ10がいつサービス終了しても構わないんです。

 そうでなければあんな記事書かないし、こんなに何本もお気持ち散文や論考もどき書いていません

 だってこのゲーム、今や運営のお気持ち表明会場と化しているじゃないですか。

 アスクイ・アスナイにしたってそうです。

 2024年のアスクイ、「レクタリスとエルドナ神のワンツーフィニッシュを!」という向きがありませんでしたか?

 2025年は「あなたの推しに愛の投票を!」ではなく、明確に「みんなのチカラでマローネ&パドレのアベック優勝を!」でしたよね。

 もはや「愛や人気を測る場所」ではなく、「『誰某愛され物語』の一節として演出・計算された場所」になったのです。

 Ver.7.0でプレイヤー女性に追加された「ポルテ風の髪型」、あれ妖精の姿見でシルバーとかにしてみてください。

 明らかにユーライザの髪型「ウェーブボブ」の流用です。

 にも関わらず「ポルテ風」と言ったのは、「また『ユーちゃんまじ天使』かよ」的炎上を回避するためと、「ポルテってこんなにかわいいんですよー!」アピールのためでしょう。

 Lv128防具「妖精郷の舞踏服」のアタマ部位「妖精郷の花髪」、クラウンブレイド(冠編み)ですね。

 メインストーリークエストの報酬でウィッグまで配布されたユーライザの髪型「オリジナル」がクラウンブレイドですね。

 運営イチオシの髪型がウェーブボブとオリジナルだそうです

「個人の感想」? その立場から発信している時点で「これは個人の感想ですよー!」は通じません。

 私がキッズタイマーになった理由は、まぁMHWildsが発売されたからでもあったのですが、一撃致命傷はエイプリルフールの「レンダー5」でしたよ。

 桃・緑・黄・赤・青の5色セットである「ネオンハートのしぐさ」からあえて緑を省いて、新規に白を無料配布してまで「銀髪ポニーテールの僕っ娘」であるブレイブをセンターに据えて、あげく仮にも「真に覚醒した勇者」のコンパチであるルミナスを卑屈キャラにして「どうして私はブレイブみたいに素直になれないの……」と彼女を持ち上げさせているんです。

 レクタ銀髪ひとつ結び一人称が「ぼく」でしたよね。

 銀髪マジ天使ユーちゃんの髪型のひとつにポニーテールがありましたよね。

 私はそれで「アンルシアを運営の推しキャラ投影用スクリーンにするな」とブチ切れて、月額課金をやめたんです。

 アンルシアを好きで好きでたまらないから許せないのではなく、「運営の推しキャラ投影用スクリーン」などというガワと声だけ拝借するようなぞんざいすぎる扱いに貶められたら、それが誰であってももちろん嫌ですよ。

 絶賛される「演じ分けのすごさ」にしても、Ver.5はのっけからピュージュの偽アンルシア、中盤でもアスバルとボッガン、Ver.6の“英雄”と“悪神”、ユーライザとレクタリス、Ver.7はポルテの二重人格、ドロテアとルーミリア、創造神グランゼニスと守護天使マギエルに、グランゼニス憑依アンルシアとナドラガ憑依エステラ、「レンダー5」が間に挟まり、死体蹴りのごとくまだ続いてキュルル憑依キューボと、どう考えても大氾濫

 これも単体で1本書いた「女キャラにはピンク着せとけばいい」問題、エステラとイルーシャと「リナーシェさん」は一律に桃で塗りつぶしたのに、「ヴァレ様」は灰で「ユーちゃん」は黒ですね。

「ユーちゃんとヴァレ様は似合う色考えるね。ほかの女キャラ? 女だしピンクでいいんじゃない」を感じるのは果たして「穿ちすぎ」でしょうか?

 Ver.7.3時点では経験値の通帳まで買っていましたが、「レンダー5」とバケツ塗りピンクを経過したVer.7.4は、全部キッズタイムで進めました。

 そうしたら、本論でずらずらと書いたとおり、そのVer.7.4も「かわいくてかわいそうなポルテ」のための物語だった

 それまではかけられた水と自分の熱でレンズが曇っていたけれど、今はもう見抜けるようになってしまった。これはもう「私の主人公」の物語じゃなかった

 ここ最近のDQ10が撒いている水は、ただの水や、まして“めぐみのしずく”などではなく、冷や水だった。

半狂乱のひとりがたり

 私はたぶんVer.4以降のDQ10が好きではないのです。

 イチバン好きな男性キャラはVer.5初登場のアスバルで、イチバン好きな女性キャラはVer.6初登場のリナーシェですが、未だに「Ver.3を越えたストーリーはない」と思っています。

 だからセカンドデータであるドワ子「ライト」のストーリーは、1年くらい前にメインデータの魚男僧侶「アズール」と仲間モンスターとの3人旅でVer.3をクリアしたきり、Ver.4.0の最序盤で止まっています。

「今思えばここから何かおかしくなった」と感じるのがVer.4です

「英雄の終曲」で「DQ10の主人公イジリとはいかようなものか」と本作の台詞をいくつも引用しましたが、あれをバージョン順に並べると、Ver.4から明らかに毛色が変わっているんですよ。

 Ver.1からは若かりしアルウェ王妃の「うんとお、見た目はあんまり強そうじゃないし、髪型とかイマイチだけど、でもいい人で強いのよ。旅人さん」という、褒め言葉とセットになったちょっとした所感

 Ver.2からはリゼロッタの「私からはそれくらいね。あなたのカエル顔も見飽きたから、そろそろお下がりなさい」という、キャラメイクに露骨な離れ目の顔パターンがないから、逆に「どこが?」で済ませられる暴言

 Ver.3からは聖都エジャルナの番兵ドビエイの「ふーん、意外とありきたりな名前だな。ヘロピョゲッチに改名すべきだぜ」という、イジりというより理不尽ギャグのたぐい

 それがVer.4からは、「あなたのファッションもずいぶんと個性的で興味深いわ」「ありがちな名前で気づかなかったぞ」「ボウフラ」「全ッ然、記憶にないんだけど!」「そこのマヌケ面のお前!」と、具体的かつ直接的になった

 特にVer.4.0から引用したものは、メレアーデの「ファッションも個性的」はそれ単体で1本書けるほど滑っていたし、クオードの「ありがちな名前」「ボウフラ」もキャラクター的におかしいです。

「ありがち」はパドレ・マローネ夫妻の子どもと同じ名前だからなんでしょうけれど、そうするとクオードは「叔父上と叔母上はお子にありがちな名前をつけたんだな」と思っているということになります。「口が悪い」どころか「無礼」でしょう。

「どこにでも現れる」「脳みそが少ない」というような文脈で使われる「ボウフラ」にしても、確かに罵倒の語彙としての説得力はあるけれど、錬金術による超文明を築いているエテーネ王国は醜いボウフラがどこにでも湧くような環境なんでしょうか?

 ドミネウス邸の3階にあった室内噴水、王都キィンベルのある湖、エテーネ王宮の外池、果てはパドレア邸を囲む水路、実はどこもかしこもボウフラだらけ? やだなそんな「故郷」。

 ともかく、「口が悪い」という属性や語のインパクトを優先して、根幹の設定をないがしろにしたように見えるのです。

 本論にも書いたとおり、「実質選択肢がない」や「空気を読んだ行動の誘導」が本格的に始まったのもVer.4でした

 Ver.5は、言われて初めて気付いたことなのであまり堂々とは言えないものの、「アストルティアにコンテンツがやまほどあるから、主人公を魔界に閉じ込めておくワケにはいかない。だから自由に行き来できるようにするけど、それを正史とすると『アストルティアの仲間との誤解による衝突』を描けないので、主人公はVer.5.2でヴェリナードに行った以外は一度もアストルティアに帰っていないし誰にも何も話していないことにする」はよく考えれば普通におかしな話。

 単体で1本書いた「自分が今ウェディと人間のどちらとして見られているかわからない」問題にしても、イチバン噛み合っていなかったのは「時渡り」という特大の重要設定があったVer.4でしたが、Ver.5も人間かウェディか人間型魔族かウェディ型魔族かまったくわかりませんでした。

 Ver.6も、大批判を招いた英雄の退場やユーライザ喋りすぎ問題以前に、Ver.6.0時点で欠陥があります。

「主人公は何も言っていないのに、へルヴェルはなぜか『到着時に事故があった』と事情を理解している」という伏線のために、主人公は魂の燭台を紛失した経緯を説明しない。システム的に無言だから喋らないのではなく、伏線のために黙らされているのです。

「主人公が事実を話しても『天星郷から攻撃されたなどとデタラメを言うな!』とまったく取り合ってもらえないが、へルヴェルだけは不自然なほどの柔軟さで受け入れる」なら、事態の黒幕であるへルヴェルに「もしかしてこの天使はいい人かな」というギャップ狙いの好印象も持たせられて一石二鳥じゃありませんか?

 Ver.6.0ラストシーンにおけるフォステイルの何か企みがあるような笑みは、その後の展開とは何もつながっておらず、ただただ「まさかフォステイルが糸を引いている!?」という一瞬のインパクトのためだけの画。彼は何も企んでおらず、のちに神化失敗の工作を暴き、しれっと共闘して終了です。

 個人的な好みとしても、「闇深い……かわいそう……」は響かないので、悪神の心域は全部イマイチでしたし、ジア・クト念晶体はVer.7.4感想に書いたとおり、そのイマイチな悪神と比較しても面白みに欠きます。

 まだ楽しんでいた最後のバージョンであるVer.7.3にしても、「アンルシアとの結婚式!」には「いや、私は恋愛にならない男女が好きなので」と特に萌え上がりませんでしたし、「三魔王が俺の左手に忠誠の口づけを!?」に対して出てきたのは嬉しい照れではなく「あぁ、つまりアスバルのコレがやりたかったんだな」という乾いた笑いでした。

 そのアスバルにしても、「魔界勢で唯一アスナイ本選に自力出場していないから、Ver.7でテコ入れして稼ぎ頭になってもらわなくちゃ!」感がありますしね。

 ……………………はい。

「私の主人公」であるアズールとライトのことは好きです。数値的な強さも持たせてあげたいし、きれいなお洋服で着飾らせてあげたいし、すてきなおうちに住ませてあげたいです。

 けれどそのためにこの運営に金を払ったら、その金はまた「運営のお気持ち」のために使われるじゃないですか。

 今のウェディの背ビレぺらっぺらだから、アズールは「新防具の楽しみ」をほぼ味わえないし。

 自分から手を離すのはつらい。だってまだ楽しいこともある。好きなキャラクターもいる。

 だから本論を「さらばDQ10」じゃなく「さらば、“うるわしの”DQ10」と結んだんだ

 いっそサービス終了して、ふたりとその妹ライトと兄アズールや、仲間モンスターのモルガーヌやブランシュやメダルトやキャメロン、プラコンのマラカイトくんやグリーンさんやポースちゃん、あの世界の人々に二度と会えなくなったなら、「私は未練があるけれど、運営が決めたんだから仕方ない」と諦めがつきます。

 いっそアズールとライトだけ『英雄クロニクル』にでも連れて行ってしまおうか。

 もうどっちのサーバーでやっていたかも忘れてしまったけど、反対側のサーバーが版権無法地帯らしかったから、そこでなら「困ったちゃんユーザー」としてでも受け入れてもらえはしないか。

 まぁ、そんなこと権利的にも気持ち的にもできないから、これからも独り言で呪詛を吐き続けながら、箱舟の2両目ボックス席に座り続けるんですけどね。

 ……この話おしまい!

2025/07/26

参考:アスクイ&アスナイ順位まとめ

出典:DQ10大辞典を作ろうぜ!!

2013年

クイーン

順位 キャラクター名 初登場 票数
1位マイユVer.1395,876票
2位フウラVer.1220,342票
3位アルウェ王妃Ver.1169,984票
4位ソーミャVer.1129,171票
5位怪盗ポイックリンVer.1120,038票
6位ルナナVer.1102,285票
7位賢者マリーンVer.180,440票
8位女王ディオーレVer.172,297票
9位プレシアンナ職業クエスト48,169票
10位ジェニャ職業クエスト31,324票

ナイト

順位 キャラクター名 初登場 票数
1位ヒューザVer.175,498票
2位フォステイルVer.166,656票
3位ズーボー職業クエスト48,994票
4位ラグアス王子Ver.148,994票
5位ヤーン職業クエスト23,924票
6位城主ダストンVer.116,067票
7位ニコロイ王Ver.19,038票
8位アロルドVer.19,038票
9位キュウスケVer.14,251票
10位ドゥラ院長Ver.13,148票

2014年

クイーン

順位 キャラクター名 初登場 票数
1位ミシュアVer.2444,874票
2位セラフィVer.2421,940票
3位マイユVer.1307,786票
4位クラハ職業クエスト288,393票
5位リゼロッタVer.2261,172票
6位フウラVer.1251,016票
7位賢者マリーンVer.1223,204票
8位アルウェ王妃Ver.1211,397票
9位怪盗ポイックリンVer.1188,380票
10位ソーミャVer.1174,927票

ナイト

順位 キャラクター名 初登場 票数
1位ザンクローネVer.1453,432票
2位ヒューザVer.1407,453票
3位フォステイルVer.1378,871票
4位トーマVer.2338,650票
5位ラグアス王子Ver.1337,761票
6位クロウズVer.2318,842票
7位ズーボー職業クエスト260,575票
8位城主ダストンVer.1251,456票
9位ヤーン職業クエスト245,466票
10位ベルムド王Ver.2238,872票

2015年

クイーン

順位 キャラクター名 初登場 票数
1位合成屋リーネ施設NPC454,376票
2位勇者姫アンルシアVer.2427,019票
3位魔勇者アンルシアVer.2399,993票
4位賢者ルシェンダVer.2383,500票
5位セラフィVer.2344,491票
6位リゼロッタVer.2263,849票
7位レイ外伝242,352票
8位マイユVer.1216,259票
9位フウラVer.1189,919票
10位アルウェ王妃Ver.1178,985票

ナイト

順位 キャラクター名 初登場 票数
1位カンダタ外伝393,132票
2位ザンクローネVer.2342,725票
3位ヒューザVer.1304,497票
4位スキルマスター施設NPC287,460票
5位ディエゴ施設NPC255,033票
6位フォステイルVer.1232,505票
7位ラグアス王子Ver.1228,214票
8位トーマVer.2225,188票
9位ムーニス王Ver.2224,733票
10位クロウズVer.2184,582票

2016年

クイーン

順位 キャラクター名 初登場 出場形式 票数
1位エステラVer.3予選397,112票
2位ヒストリカ博士外伝予選385,452票
3位セラフィVer.2予選333,714票
4位魔女グレイツェルVer.2予選330,878票
5位リィン外伝運営推薦313,948票
6位セーリアVer.1予選278,639票

ナイト

順位 キャラクター名 初登場 出場形式 票数
1位ラウル外伝予選330,987票
2位ヒューザVer.1予選288,205票
3位冥王ネルゲルVer.1予選280,695票
4位ザンクローネVer.2予選251,874票
5位城主ダストンVer.1運営推薦248,998票
6位ペリポン外伝予選244,081票

2017年

クイーン

順位 キャラクター名 初登場 出場形式 票数
1位セラフィVer.2予選(ピュア)2,942,262票
2位勇者姫アンルシアVer.2予選(アクティブ)2,575,541票
3位ヒストリカ博士外伝予選(ピュア)2,477,945票
4位リルチェラVer.3予選(ピュア)2,082,604票
5位ラピス独立コンテンツ運営推薦1,991,067票
6位巫女ヒメアVer.1予選(エレガント)1,990,545票
7位エステラVer.3予選(エレガント)1,955,918票
8位魔女グレイツェルVer.2予選(エレガント)1,753,263票
9位リィン外伝予選(アクティブ)1,515,273票
10位マイユVer.1予選(アクティブ)1,457,015票

ナイト

順位 キャラクター名 初登場 出場形式 票数
1位ヒューザVer.1予選(クール)2,485,574票
2位ナブレット団長Ver.1予選(ワイルド)1,490,124票
3位ラグアス王子Ver.1予選(ラブリー)1,306,192票
4位ラウル外伝予選(クール)1,136,936票
5位リソル独立コンテンツ運営推薦1,128,345票
6位城主ダストンVer.1予選(ラブリー)1,075,843票
7位ザンクローネVer.2予選(ワイルド)965,766票
8位フォステイルVer.1予選(クール)964,201票
9位ペリポン外伝予選(ラブリー)637,717票
10位カンダタ外伝予選(ワイルド、繰り上げ)617,169票

2018年

クイーン

順位 キャラクター名 初登場 出場形式 票数
1位ヒストリカ博士外伝予選4,317,085票
2位勇者姫アンルシアVer.2予選4,100,043票
3位セラフィVer.2予選3,370,641票
4位メレアーデVer.4運営推薦2,653,867票
5位エステラVer.3予選2,149,040票
6位リンカVer.4運営推薦2,058,696票
7位シャンテVer.4運営推薦1,895,121票
8位マイユVer.1予選1,541,641票

ナイト

順位 キャラクター名 初登場 出場形式 票数
1位ヒューザVer.1予選4,202,301票
2位クオードVer.4運営推薦3,791,758票
3位城主ダストンVer.1予選3,097,803票
4位ラグアス王子Ver.1予選2,933,556票
5位ファラスVer.4運営推薦1,982,726票
6位ザンクローネVer.2予選1,638,958票
7位ラウル外伝予選1,549,460票
8位黒衣の剣士Ver.4運営推薦1,409,684票

2019年

※1人1日10票の分配投票形式が確定(前年まで上限なし)。

クイーン

順位 キャラクター名 初登場 出場形式 票数
1位勇者姫アンルシアVer.2予選1,393,417票
2位盟友カミルVer.4予選1,314,135票
3位マローネVer.4予選1,017,274票
4位ウルタ皇女Ver.4運営推薦921,892票
5位ワグミカVer.4予選738,035票
6位アサヒ職業クエスト予選709,888票
7位セラフィVer.2予選662,711票
8位ヒストリカ博士外伝予選652,368票

ナイト

順位 キャラクター名 初登場 出場形式 票数
1位ヒューザVer.1予選1,130,749票
2位ギルガラン王子Ver.4予選1,087,042票
3位城主ダストンVer.1予選1,047,876票
4位ファラスVer.4予選993,958票
5位プクラスVer.4運営推薦866,621票
6位ラグアス王子Ver.1予選737,935票
7位ラウル外伝予選735,921票
8位グリエ王子Ver.4予選412,918票

2020年

クイーン

順位 キャラクター名 初登場 出場形式 票数
1位ヴァレリアVer.5運営推薦1,203,008票
2位黄金のパラディン外伝運営推薦967,954票
3位イルーシャVer.5運営推薦961,733票
4位盟友カミルVer.4予選904,770票
5位勇者姫アンルシアVer.2予選834,627票
6位セラフィVer.2予選786,419票
7位メレアーデVer.4予選601,200票
8位マローネVer.4予選600,479票

ナイト

順位 キャラクター名 初登場 出場形式 票数
1位城主ダストンVer.1予選1,518,358票
2位ヒューザVer.1予選1,287,215票
3位ラウル外伝予選960,586票
4位パドレVer.4予選933,988票
5位ファラスVer.4予選807,440票
6位ユシュカVer.5運営推薦542,779票
7位ペペロゴーラVer.5運営推薦339,305票
8位アスバルVer.5運営推薦272,289票

2021年

クイーン

順位 キャラクター名 初登場 出場形式 票数
1位イルーシャVer.5シード1,145,210票
2位セラフィVer.2予選1,065,114票
3位勇者姫アンルシアVer.2予選1,056,912票
4位ヴァレリアVer.5シード1,021,530票
5位クマリス外伝運営推薦972,922票
6位盟友カミルVer.4シード962,381票
7位リンベリィVer.5運営推薦799,284票
8位黄金のパラディン外伝シード710,047票

ナイト

順位 キャラクター名 初登場 出場形式 票数
1位ナジーンVer.5予選1,554,052票
2位ラグアス王子Ver.1予選1,073,921票
3位ヒューザVer.1シード1,002,694票
4位城主ダストンVer.1シード839,729票
5位ラウル外伝シード834,942票
6位ファラスVer.4予選791,284票
7位パドレVer.4シード740,195票
8位ナラジアVer.5運営推薦277,283票

2022年

クイーン

順位 キャラクター名 初登場 出場形式 票数
1位ウェブニーVer.5予選1,461,731票
2位メレアーデVer.4予選977,133票
3位セラフィVer.2シード968,517票
4位ナンナVer.6運営推薦852,637票
5位勇者姫アンルシアVer.2シード822,888票
6位イルーシャVer.5シード764,768票
7位ユーライザVer.6運営推薦702,881票
8位リナーシェVer.6運営推薦568,735票

ナイト

順位 キャラクター名 初登場 出場形式 票数
1位ラグアス王子Ver.1シード1,301,180票
2位ヒューザVer.1シード879,479票
3位ユシュカVer.5予選842,613票
4位ナジーンVer.5シード840,958票
5位ファラスVer.4予選745,459票
6位ラウル外伝予選732,631票
7位ラダ・ガートVer.6運営推薦715,671票
8位ハクオウVer.6運営推薦610,399票

2023年

クイーン

順位 キャラクター名 初登場 出場形式 票数
1位メレアーデVer.4シード1,360,426票
2位ヴァレリアVer.5予選1,141,302票
3位勇者姫アンルシアVer.2予選956,444票
4位セラフィVer.2シード942,553票
5位ウェブニーVer.5シード788,721票
6位リナーシェVer.6予選745,913票
7位ジア・ルミナVer.6運営推薦395,273票
8位ケイト外伝運営推薦192,938票

ナイト

順位 キャラクター名 初登場 出場形式 票数
1位プクラスVer.4予選1,104,868票
2位ヒューザVer.1シード878,445票
3位ナジーンVer.5予選825,797票
4位ラウル外伝予選720,885票
5位エルジュ外伝運営推薦709,090票
6位ユシュカVer.5シード696,595票
7位アシュレイVer.6運営推薦533,810票
8位ラグアス王子Ver.1シード520,600票

2024年

クイーン

順位 キャラクター名 初登場 出場形式 票数
1位レクタリスVer.6予選2,054,989票
2位エルドナ神Ver.6運営推薦1,148,009票
3位ヴァレリアVer.5シード896,515票
4位ピコVer.6予選813,473票
5位セラフィVer.2予選722,481票
6位勇者姫アンルシアVer.2シード624,794票
7位ユーライザVer.6予選584,475票
8位メレアーデVer.4シード422,894票

ナイト

順位 キャラクター名 初登場 出場形式 票数
1位ギルガラン王子Ver.4予選1,270,523票
2位パドレVer.4予選1,165,453票
3位ヒューザVer.1シード1,015,037票
4位プクラスVer.4シード896,411票
5位ナジーンVer.5シード807,270票
6位ファラスVer.4予選740,356票
7位ラウル外伝予選728,347票
8位ナドラガ神Ver.6運営推薦463,423票

2025年

クイーン

順位 キャラクター名 初登場 出場形式 票数
1位マローネVer.4予選1,303,935票
2位レクタリスVer.6シード1,208,669票
3位ヴァレリアVer.5シード969,641票
4位ポルテVer.7運営推薦825,971票
5位エステラVer.3予選745,204票
6位エルドナ神Ver.6シード665,192票
7位セラフィVer.2予選656,656票
8位勇者姫アンルシアVer.2予選617,052票

ナイト

順位 キャラクター名 初登場 出場形式 票数
1位パドレVer.4シード1,980,232票
2位ラキVer.7運営推薦1,099,797票
3位ヒューザVer.1シード792,872票
4位ナブレット団長Ver.1運営推薦716,549票
5位リソル独立コンテンツ予選674,960票
6位ラウル外伝予選537,231票
7位ファラスVer.4予選529,396票
8位ギルガラン王子Ver.4シード520,303票

このページで利用している株式会社スクウェア・エニックスを代表とする共同著作者が権利を所有する画像の転載・配布は禁止いたします。

(C) ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.

原作プレイ感想:Ver.1−6Ver.7以降アプデ待機期間

ひとこといただけると励みになります。

▶メールフォーム(選択式ひとこと感想)